エス.エイ検査サービス

Information:
当社は非破壊検査の専業企業です。原子力発電所や石油・化学プラントを中心に目で見えない金属の内部の調査等を行っております。iTECS法を用いたコンクリートの内部調査、国土交通省の新設橋梁強度測定技術に指定された特殊技術も習得しております。

安全な社会を築くお手伝い

設備遊具リスクヘッジ事業

検査内容

 目視及び打音検査

  • 外観の破損・欠落・塗装の剥離を見つけ、記録します。
  • ボルト/ナットをハンマーで叩き、緩みの有無を確かめます。
  • 遊具の基底部に腐食・ハードスケール(錆)の付着がないか確かめます。
  • 可動部分を持つ遊具の、磨耗や腐食による厚みの減少を測定します。

 非破壊検査(超音波探傷検査・浸透探傷検査)

  • 超音波ビームの反射を使うことにより、ボルト/ナット部分を分解することなく検査できます。
  • 特殊な液体を使い、金属疲労によるひび割れを手遅れになる前に早期発見、適切な対処を図ることができます。(浸透探傷検査)
  • 大がかりな器具や車両を使用しないため、騒音・塵埃等の発生が少ない、安全な検査方法です。

具体例

■検査の対象
  • ジャングルジム、ラダー、鉄棒、登り棒など、学校や公園に設置されている遊具施設などが対象です。
■検査方法

正式資格を有する熟練社員が「目視検査」「浸透探傷検査」「超音波探傷検査」を実施します。

 検査手順

  1. @

    検査対象の遊具の全体を囲うようにトラロープで縄張りするか、バリケード等外部の人間が容易に立ち入り出来ないよう区画する。

    (検査対象が学校・公園ということを考慮して厳重なものが好ましい)

  2. A

    鋼管の腐食のない箇所を一点を選び、ワイヤブラシで周方向の塗装を剥離する。

    ノギスで鋼管の外経を測定し、そこから減肉の許容値を算出する。

  3. B

    外観を目視で検査する。スケールや塗装のうきはワイヤブラシでかき落とす。

    腐食・変型・著しい減肉などの異常が確認された時は、事前に準備した外観図・設計図に欠陥の形状や寸法や面積、基準点からの距離を記入する。

    また、それとは別にデジタルカメラ・ビデオ等で全体像及び欠陥の拡大像を記録するのが望ましい。

  4. C

    鋼管で土台に直結するか、地表に接するものは、最も腐食が激しいと推測される。

    よって、地表面から上下各50mm.の位置の外形を測定し、これも外観図に順次記入していく。

  5. D
    登り棒など、垂直方向に2m.以上の高さで、また土台部と上部の一点で構造物の自重及び児童の体重の双方を支える構造の遊具については、棒自身の腐食や変型のみでなく、上部の接合点も検査対象とする。

方法としては、

  1. a)
    溶接で、接合しているときは、目視及び浸透探傷検査を実施する。
  2. b)
    ボルト/ナットで結合している時は、緩みの有無をハンマリングで検査する。その後、超音波探傷検査でボルト内部の探傷を実施する。